浄心坊 気功療術研究所

病気の予防

21世紀、病の症状に手を焼く時代から、病気を未然に防ぐ時代になりました。症状そのものではなく、病気を起こしうる私達の体内環境、心理環境 そして生活環境の改善の最良の道を自ら選ぶ時代が到来したのです。  西洋医学の創始者のひとりヒポクラテスは「病気の原因はすべて生活の誤りにある。」と言っています。ヒポクラテスををはじめ西洋医学もこの考え方を提唱しています。 フランス人外科医ウイルヒョウも病気のことを「異常条件下の生命現象」という捉え方をしています。  病気は治すのではなく、その歪みを常に与えている条件を除去し、 体内外の環境改善に重きを置くことを重要視しています。これらの考え方は古来の東洋医学とまったく同じです。一般的に自覚症状がなく医者の診断では異常が見つからなければ健康である。また、体力が平均より優れていて病気になりにくいとスタミナがあると言われる。しかし、じりじりと肉体に進行する病気や不規則な精神状態によって崩された バランスや少しづつ肉体が衰えていく老化現象などは短い健康視野では気がつくすべも無い。つまり痛いところが無ければ健康であるという考え方は危険だと思わなければならない。ちなみにWHOは健康とは単なる体の調子が良く無いとか、 体が弱くないという消極的な状態ではなく、肉体的.精神的.社会的にも積極的な状態であると断言している。もはや体調が悪ければ医者へ行って薬や手術を施すのが治療であるという見方は時代遅れなのである。自らの健康を守るのは医者でも薬でもなく、肉体の操縦士のハンドルを握れるものはあなた以外の誰でもないと言うことを心して置かなければならない。我々人類が生活しているこの天地自然と共に、 ヒト自身も繊細かつ精密なバランスで 通常健康が保たれている。そのバランスは私達の自律神経、内分泌(東洋医学では精という)の働きによって1つの中和している状態が常に保たれているということです。 しかし生活環境が大きく変化したり精神的ストレスが過剰になったり、否定的な感情を抱いたりなど、自然と異なる状況が長く続くことによって、人の適応能力が悪い状態に適応しきれなくなり、病気という形の警告を発して自分の心とからだの歪みを調節し始めることが病の発生の過程です。 病を自覚するとき私達はつらい症状を取り去ることだけに集中してしまいがちだが、 その症状自体こそが、からだのバランスを取り戻すための最終兵器なのです。気功を含めた東洋医学は症状をなくすことばかりに焦点をおかずに、 ひとの持つ強い環境の適応力を最大限に発揮させ、 病気を起こしうる体内環境の回復力に目を向けバランスを取り戻すこと。病気になった者だけではなく、将来病気になりうる潜在的な要素を未然に防ぐことが最も重要なのです。

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